日本の食肉加工業界に多大な貢献を果たした大木市蔵氏の功績を称え、その偉業を後世に伝えるために出身地である千葉県横芝光町の横芝光町商工会が制定。
1917年(大正6年)、就職先の神奈川県の精肉店でソーセージ作りを学び、同年11月1日に「第1回神奈川県畜産共進会」に出品したソーセージが、日本で初めてのソーセージ出品として記録された。その後も、ソーセージ作りの技術を磨き、多くの博覧会で入賞を果たした。
大木氏は、日本のソーセージ業界の礎を築いた人物である。当時の日本では、ソーセージは輸入品で高価なものであり、一般家庭に普及していなかった。大木氏は、独学でソーセージ作りを習得し、その技術を広めることで、ソーセージを庶民の日常食へと普及させた。
スポンサーリンクまた、大木氏は、食肉加工の技術指導にも力を入れ、全国各地に食肉加工の技術を広めた。その結果、日本の食肉加工業界は大きく発展し、今日の日本の食卓に欠かせない食材として、ソーセージが定着した。
独立後は、大木ハム製造商会、群馬高崎ハムなどを設立し、全国各地で食肉加工の技術指導にあたり、多くの弟子を育てた。また、日本農林規格(JAS)の制定にも携わるなど、日本の食肉加工業界の発展に大きく貢献した。その功績を後世に伝え、大木式ハム・ソーセージを復刻して地域の特産品とするのが目的。
日付は日本初のソーセージが世に出た歴史的な日の1917年11月1日が由来。