7月31日は 【土地家屋調査士の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

設立1950年(昭和25年)11月13日日本土地家屋調査士会連合会が2011年(平成23年)6月22日に制定。

私たちの生活の基盤となる「土地」と「建物」。その権利を明確にし、守る重要な役割を担っているのが土地家屋調査士です。不動産の表示に関する登記の専門家として、土地や建物の測量・調査を行い、法務局に提出する図面の作成や、不動産登記の申請手続きを行う国家資格者です。

この日は1950年(昭和25年)に土地家屋調査士法が施行された記念日であり、2020年には制度創設から70周年という節目を迎えました。日本土地家屋調査士会連合会が、この専門家の社会的使命と制度の重要性を広く知ってもらう目的の為に制定された。

土地家屋調査士 うんちく先生

スポンサーリンク

土地家屋調査士の歴史は明治時代にまで遡ります。当時、税務署に配置されていた「土地調査員」がその原点です。地租改正による近代的土地所有制度の確立と共に、土地の測量や調査を担当する専門家として誕生しました。

戦前の1941年(昭和16年)、長野県松本市の土地調査員たちが中心となって法制定運動を開始。戦中戦後の混乱期を経て、約10年に及ぶ粘り強い活動の末、1950年に議員立法として実を結びました。

現代の複雑化する不動産問題において、土地家屋調査士の専門性はますます重要になっています。土地の境界をめぐるトラブルの予防と解決、正確な不動産情報の登記による権利の保全など、市民生活の安全と安心を支える縁の下の力持ちと言えるでしょう。

また、近年は災害復興における土地境界の復元や、空き家問題への対応など、社会課題に対しても重要な役割を果たしています。高度な測量技術と法律知識を駆使し、日々私たちの財産と権利を守っているのです。
土地家屋調査士の日を機に、この専門家の存在と役割について理解を深め、不動産に関するトラブルや疑問があれば、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

日付は1950年(昭和25年)7月31日に土地家屋調査士法が施行されたこと由来して記念日としたもの。

タイトルとURLをコピーしました