毎月1日は 【もったいないフルーツの日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

トロピカルフルーツなどの青果物を世界規模で生産体制を作り食卓にお届け、フレッシュでおいしい野菜や果物の生産、加工、販売などを手がける株式会社ドール(設立:1982年12月28日)が制定。
2024年一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

同社が定めた「もったいないフルーツの日」は、食べられるにもかかわらず、さまざまな理由で市場に出回らず捨てられてしまう果物への意識を高めるための記念日です。この活動を通じて、食のムダを減らし、社会全体に「もったいない精神」を広めることを目的としています。

市場に流通する果物は、見た目やサイズ、色の鮮やかさ、成熟度など、厳しい品質規格が求められます。しかし、その規格にわずかでも外れる果物や、傷がついたもの、完熟しすぎたものは、たとえ食べられる状態でも廃棄されることが多く、膨大な量が無駄になっているのが現状です。


株式会社ドールは、このような「もったいないフルーツ」に着目し、それらを捨てずに活用するためのプロジェクトを展開しています。たとえば、形が不揃いなバナナや、熟れすぎたパイナップルは、スムージー、ジャム、デザート用の原材料として再利用されるほか、国内外のフードバンクへの寄付にも回されます。


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ドールの取り組みは、単なる廃棄物削減にとどまりません。果物の無駄を減らすことで、食品ロス問題の解決に貢献するだけでなく、生産資源の有効活用や農家の収入向上にもつながります。

「もったいないフルーツ」に込められたメッセージのこの取り組みは、単に商品の形や状態に左右されず、「食べ物が持つ価値」に注目する重要性を教えてくれます。私たち一人ひとりが少しの意識を変えるだけで、大量の果物が無駄にされることなく、地球にも優しい社会を実現する手助けができるのです。

ドールの「もったいないフルーツの日」は、企業と消費者が一体となって食品ロスに立ち向かい、未来のための持続可能な暮らしを実現するための象徴的な記念日です。

日付は、毎月1日に設定されており、その理由は「1つでも多くの果物を救出し、1本も残さず、1個も無駄にしない」という強い想いからきています。1か月の始まりをフルーツ救出の活動でスタートすることで、人々の日常生活の中に「もったいない」という価値観を根付かせることを目指しています。

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