4月27日は 【婦人警官の日/婦人警官記念日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!


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1946年(昭和21年)4月27日のこの日に、戦後はじめて警視庁に採用された62名の婦人警官が初めての勤務に就いた事に由来。これは日本の警察史上、画期的な出来事でした。

当時の社会では、女性が社会で活躍することはまだ珍しく、特に警察のような法執行機関で女性が働くのは前例のないことでした。しかし、GHQの指導や戦後の民主化政策、そして男女平等の理念が広がったことで、警察組織にも変革の波が押し寄せました。

このとき採用された62名の女性たちは、20代から30代の若い世代で、厳しい採用試験を通過して選ばれました。これは当時としては非常に革新的な取り組みであり、女性ならではの視点や感性を活かした警察活動の始まりとなりました。

最初は「職場の花」や広報担当としての役割しか与えられず、他の仕事には就けないという差別的な人事も行われていました。しかし、昭和30年代(1955年)になると、女性の社会進出が進み始め、警察内での男女差別も徐々に弱まっていきました。

もともと婦人警察官は、男性警察官を補助する役割として導入されており、同じ巡査であっても婦人警察官のほうが低く扱われていました。しかし、こうした制度は現在では廃止され、男女の区別なく警察官が活躍できるようになっています。

この日は、現代の女性警察官のパイオニアたちが、日本の警察史に新しいページを開いた記念すべき日となりました。以来、女性警察官の数は着実に増加し、現在では警察組織になくてはならない存在として、様々な分野で活躍しています。

2000年(平成12年)には男女雇用機会均等法に従い「女性警察官」へと名称変更された、男女区別しない時は単に「警察官」と改められた。

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