1978年10月開館の東京・池袋にあるサンシャイン水族館(設立:1966年(昭和41年)10月14日※株式会社サンシャインシティ)が制定。
2026年(令和8年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
タチウオは水槽での飼育がきわめて難しい魚として水族館業界では知られており、繊細な体表が水槽の壁面や他の魚との接触で傷つきやすく、ストレスにも弱いことから、長期飼育に成功している施設はごくわずかです。
多くの水族館が展示を断念する中、独自の飼育技術と長年の研究によって、この美しい魚の生態を間近で観察できる貴重な機会を提供し続けている。
タチウオ(太刀魚)は、全長2メートルを超えることもある細長く平たい体を持ち、全身がグアニン質の銀箔のような光沢に覆われています。鱗を持たないその体表は、水中で光を受けると青白く、あるいは虹色にきらめき、まるで一振りの日本刀が海中に佇んでいるかのような神秘的な美しさを放ちます。タチウオは外見の美しさだけでなく、獲物を鋭く追う捕食者としての迫力、独特の生態(立ち姿勢で泳ぐことがある点など)も大きな魅力です。
その独特な生態と美しさ、そして食材としての魅力を、全国の人々に広く知ってもらうことを目的としている。水族館での展示を通じて、普段は深海に生息し、なかなか目にすることのできないタチウオの優雅な泳ぎ姿や、頭を上にして垂直に立つという特異な行動を身近に感じてもらい、海洋生物への関心を高める狙いがある。
日付は、タチウオが頭を上に向け、体を立てたまま泳ぐことがある姿が、数字の「1」に見えることから、一年で最も「1」が多い11月11日が選ばれました。また、名前の由来とされる「太刀(たち)」は武士が腰に差す日本刀を指し、漢数字の「十一」を重ねると武士を表す「士」の字に見えることも理由の一つ。さらに、タチウオの旬が秋から冬にかけてであり、11月はまさに脂がのって最も美味しい時期にあたることも、この日付選定の背景となっている。
